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原因と症状

 ここでは、手のひらの多汗症の原因と症状についてご説明致します。

手のひらの多汗症

 医学的には<手掌多汗症(しゅしょうたかんしょう)>と呼ばれ、日常生活に支障をきたすほど発汗する場合はこれにあてはまり、状態が深刻であれば治療の対象となります。
 本人に自覚のない幼少期から発症する場合がありますので、お子様がいらっしゃる方は注意してあげてください。
 しかし、多くは10~30代で発症し治療を受けられるようです。また、発症の経緯に男女差はないと考えられています。
 尚、もしお子様などから相談された場合は『汗かきの体質』ということで片づけないであげてください。

手掌多汗症の方は

 ・手を動かすと汗が落ちる、飛び散る
 ・手が触れるもの(教科書、ノートなど)が濡れてしまう
 ・握手が出来ない
 ・汗の為に、手が滑って物を落とし易い

 など、様々な問題を抱えて悩んでいるのです。
 治療を受けずにその悩みを抱えたまま成長すると、消極的な性格になってしまったり、集中力が低下した結果、学校での成績低下やいじめの原因にも発展してしまいます。
 時には、不登校になったり、引き篭もってしまうことさえあるのです。

多汗症の原因

 今もって解明されていません。ただ、メカニズムとしては、交感神経(自律神経の1種であり新陳代謝を活性化させる神経でもある)の機能亢進の状態が継続することで、エクリン腺(汗を分泌する腺)が活性化することになり、その結果として大量に発汗しているのです。

喫煙も多汗症に影響を与える

 煙草に含まれるニコチンには中枢神経興奮剤が含まれており、これは交感神経を刺激する物質です。
 ですから、ニコチンが体内に入ることで、ただでさえ過剰反応になっている交感神経を更に刺激する可能性があるのです。
 コーヒーや紅茶に含まれるカフェインにも同じような作用がありますので、少しでも多汗症対策を考えられるなら、なるべく控えられた方が良いでしょう。

手の平の発汗

 手の平は多汗の症状が現れる他の場所(脇下、足裏、頭部)などとは違い、精神的刺激や緊張が然程強くなくても発汗するのが特徴です。
 手の平の汗の量は、時間帯、気温、緊張度合いによって変わってきます。
 ただ、目安として状態は3段階に分かれています。

レベル1

 触れた時、湿っていると感じる程度。光の反射で汗が光る。

レベル2

 水滴が出来ている為、見た目で汗をかいていると判断出来る。

レベル3

 水滴が盛んに出来て、汗が滴り落ちる。

 尚、腋臭とは全く違う病気、違う治療法になります。



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